私、藤本敦子。
今日は雨の日。
用事を済ませに外へ出た。
傘に打ちつける雨音に耳を澄ませると、小さな時に聞いていた音が甦る。
お庭に出て、空き缶に打ちつける雨の音を楽しんでいた幼少期。
缶の種類によって音程が異なる。
ドビュッシーの音楽みたいだなぁと昔と今が重なる。
ドビュッシーの音楽はガムラ音楽の影響を受けている。
色んな長さの音が同時進行している。
長い周期、短い周期、音が震えるようなもっと細かい周期。
周期を変え存在している姿が相似図形を観ているような、数学、天文学をみているような宇宙観(コスモス)。
そのなかに人間が生きている。
ドビュッシーの作品に見られる、金属音のような12平均律ではない不思議な感じ。
5音階(半音を含まない)、リーリア旋法、スレンドロ調、フランスの西洋的な音階や和声、、、etc。
ドビュッシーの音楽はとても論理的に出来ていると思う。
雨の落ちる周期も決まっているのだろうか?
法則はあるのだろうか?
自然界にはフィボナッチ数列の配置をした多くが存在している。
調べて見ると面白いかもしれない。
良く分からない事はたくさんあるけれど、そんなことに想いを馳せられた雨の日。
好きだな、雨の音。