私、藤本敦子。
こりもせず、またまたベートーベンについて。
何となく、本当に何となくベートーベンのピアノソナタ1番1楽章について。
一番最初の作品はその作曲家の特徴が良く現れていると、ふと思ったから。
提示部:ヘ短調
11小節目のAs:へは雰囲気を変えて弾きたいところ。
そして第二テーマへ行きcodaへ。
このcodaは属9のドッペルドミナントからIの二、属7、I。
展開部は遠隔転調していて緊張感がある。
68小節目のc:のところ。
弦楽三重奏のよう。
80小節はスフォルツァンドが凝縮されている。
そこから再現部までドミナントが続きヘ短調へ戻ってくる。
以下省略。笑
特徴として、コンパクトにまとまっていて、ドラマチック。
アルペジオ、音階、和音が多い。
休符の視覚的な効果。
こういうところに音楽の命を吹き込んでいる感じがする。
コーダもとてもシンプル。
32番との共通点が見えてくる。
やっぱりベートーベンは本当は32番のソナタは3楽章まで書きたかったんじゃないかなと思う。
本人がそう言っていたという記述も残っているみたいだし。
疑問は尽きないけれど、あぁでもない、こうでもないと考える時間がありがたいなと思う。