私、藤本敦子。
今日は、実に久しぶりにベートーベンのピアノソナタ30番を改めて勉強してました。
本当は、少しだけお仕事モードから離れたかったんですよね。
ずーっと前から、もっと深く勉強したいなと思いながら手付かずのまま何となく弾いていたんですね。
今日はどうしても向き合いたくて。
さてさて、1楽章。
ソナタ形式。
第一テーマはわずか8小節、そのなかに2つ要素があり、後半はもう属調への転調が垣間見える。
この作品は総じて各部分が短く表現されていて、3つの楽想はおかず一般的には2つの楽想が提示され推移部展開部と移り2つの楽想が現れる。
そう言った意味でも独自性の高いソナタ。
再現部とコーダ、少し勘違いしていました。
少しだけスッキリ出来ました。
特に際立っているのは9小節目。
急に4分の3拍子になるところ。
これにより新たな動機やコーダの現れ方によっても、他のソナタ形式とは少し違う。
一種の偽終止のような、でもそのおかげで第一テーマが有機的に第2テーマに結びついているとも言える。
第二テーマ、まさに深い陰陽の統合とでもいうような研ぎ澄まされたメロディ、強弱の陰影でまるで走馬灯を見ているかのよう。
一音一音別の色が変化しているようで、色とりどりの世界が目の前に広がる。
あぁ、世界はこんなにもカラフルで色に満ちていたんだなと思わせてくれる。
湧き上がってくる2つのメロディが統合していく。
対位法の自由さをピアノという楽器を使い複数の声部を自由に入れ替える。
止まっている和音さえもベートーベンの手にかかれば、まるで呼吸をしているように刻々と変化し胸を大きく動かし息をしているようにも見えてくる。
作曲技術だけでなく、ピアノの性質をよくわかっている故のなせる業。
自由とは、やはりある一定の秩序の中に成り立つのだと、改めて思った。
かつて医学部受験の時に極めた数学からも同じ答えが出ていた。
ベートーベンの内的な勉強はここまでにしておいて、いや15小節まで進んだことは結構頑張った方です。笑
さてさて、今日は表題の自立について。
ベートーベンの話をしたのも、実は意味があって、大人になるっていうことは、依存先を増やすことだと思うようになりました。
音楽をしたり、不動産をしたり、資格の勉強をしたり、それは例えば、いろんなコミュニティに所属したりとかもありますね。
こう思うようになったのは、私の長年持っていた前提が起因していたのです。
『大人になりたくない』。
かつて私がずーっと、握りしめていた前提です。
大人になることが怖かったんです。
当時の私は、大人になるとは一人で全部やらないといけないと思い込んでいたんです。
出来ないこともできるようにならないといけないと思っていましたし、誰かに頼ってはダメだと思っていたんですね。
父が2年前に亡くなり、父の事業を引き継ぎ、私は急に大人を求められるに至ったんです。
それまで学生をしていましたから、初めてのこと、初めて出会う取引先の人、もう分からないことだらけで時には泣きながらやってました。
内側の自分自身は急ブレーキを踏みたくなるような、外と内とで整合性を取ろうと必死でした。
そんな中近しい人とのやり取りで、摩擦が生じ、心がザワザワしたんですね。
その人との交流パターンの私は『順応的な良い子』の自分が刺激されやすい。
相手は『プライド、信頼感』。
つまり、お互い何に重きを置いているかの違いによる摩擦なのですが、こういう相手とは事前に策を取っていても影響を受けますね。
これは幼少期からの私のパターンで、こうなると私の心はしんどくなってしまうんです。
ここでの私の行動は、まぁ、betterな対応を取れたと思います。
ここで、大事なのは自分の特性を知って策を立てるにつきますね。
私の性質上、見通しが立たないことや、見通しがずれるとすごくアンバランスになるんです。
こういう時に行き詰まりを許せない自分がいるなと、まぁ良いやと、できるだけもう一人の自分を遠くに出現させ客観視します。
こういう時はこう対処すれば良いという、自分の取り扱い説明書を作ることを何かことが起きた時に新たな自分の発見と共にいつも観ます。
話が少しそれましたが、『大人になりたくない』という前提、これは昔の自分で行こうとしていたから、自分で自分を守れる気がしていなかっただけだったんです。
昔の私は、なんでも一人でして、分からないことも一人で抱えて、何でもかんでも一人で頑張らないと。
と、そう思っていた自分で行こうとしていたんです。
でも、父が亡くなり、強制的に社会と関わるようになり、私が取った行動は、出来ないことはお願いすること、できる人にやってもらうこと。
相続税を納めなければならず、結構な額でしたから、納められなかったらどうなるんだろうと、不安で不安で仕方なく、税務署にも相談に行ったり、その他無料の相談に幾つ行ったか分かりません。
でも、税務署の方、いろいろ動いて教えてくれて優しかったです。
他の方も優しかったです。
弁護士先生に依頼をし、信頼のおける税理士先生を新たに探し、私は人を頼りました。
これは自分一人で戦わないということ。
勇気を出して人にお願いすると、世界は案外優しんだと知りました。
一人で戦わないといけないと思っていた時は、社会に出るのが怖かった。
自分一人で自分を守れる自信がなかったから。
多分このルートは孤立へと向かうんじゃないかな。
一方で、壁のようになってくれる優秀な方に助けてもらうことで私自身が守られていく。
人の手助けを得て立っていく。
このルートは自立へと向かうんじゃないかな。
多分自立って依存先を増やすことなんじゃないかなと思う。
一つだけ言えるのは、『変わらなくても大丈夫なんだよ』。
弱い自分でも、何かが出来ても出来なくても、あなたはあなたのまま何も変わらなくても幸せになって良い。