私、藤本敦子。
小さい頃から私が苦しんでいたこと。
『ことばが理解できない』。
ずっとこのことが私の中で引っ掛かっていること。
学生時代、算数の文章問題が理解できないことから始まり、現代文は壊滅的だった。
点数が取れないから、てっきり私は言葉が理解できないと思い込んでいた。
しかし、そうじゃないのかもしれない。
そう思うきっかけは『ウォルト・ディズニー』という存在。
彼は昔会社員をしていて、クビになったそうだ。
その理由が『想像力の欠如』。
イマジネーションの塊のようなディズニーランドを作った本人の話である。
つまり、彼は規格外の想像力の持ち主であったということ。
桁違いのそれを持ち合わせているから、周りは理解できないのだろう。
そしてそれは『ダメな所だ』と烙印を押されてしまう。
そのことが自分を責める材料になりかねない。
かくいう私も外部の要因により、理解出来ない私はダメなんだと思っていたが、ここに来てようやく分かってきたことがある。
『出口汪』さんの書籍に出会った。
出口式と言われ受験生の参考書で知らない人はいないのではないかと思われる方。
現代文ほど論理的なものはないと書いてある。
読むと、『なるほど』と思うことが多々ある。
読み方を教わっていないだけで、私にも出来るかもしれないと思わせてくれた。
塾での受験対策は小手先の技術のように思えて、私には合わなかった。
出口式は、誰かの言葉を鵜呑みにせず深く考えることで最適な解決策を導く思考力を授けてくれると書いてある。
早く出会いたかったが、今なんだと思う。
『ことば』。
今まで私が苦労していたこと。
これからは私の武器になるよう反転していく。
『才能』について自分に問う時、大多数の人は自分の強みにフォーカスすると思う。
けれど、本当の才能とは、自分の一番否定している所にあるのかもしれない。