私、藤本敦子。
ピアニスト・グールドと指揮者バーンスタインのブラームスピアノ協奏曲1番を聴いての言葉が気に入っているからここにも書いておこう。
歩き疲れて椅子に座っている今。
目の前にはクレープを夢中で頬張る女子高生達。
幸せな気持ちと、少しのジェラシーと。
勉強ばかりの中学高校時代を過ごした私は友達と学校帰りに遊びに行ったりしなかった。
普通にお友達と、美味しいね、とか、たわいも無い会話をして、どうでも良いことで笑ったりしたかった。
目の前の景色は本当に幸せで、きっと彼女達からしたら何にでもない、どうってことない時間なんだろうけれど、彼女達のこのかけがえのない時間がどうか守れるように成長してほしいと思った。
小さいけれど、ささやかだけれど、本当の幸せを垣間見た気がする。
誰目線なのか分からない視点。
平和だと改めて思う。
駅の改札から沢山の学生の姿。
人混みが苦手な私。
でも今日は違った。
そこには、たくさんの『行ってきます』がある。
胸がいっぱいになった。
人間って良いなぁ。。。